静止せなあかん!
6月の2週目からリモート稽古ではなく通常の稽古に戻り、7月に入った頃から稽古内容も通常に戻していましたが、最近のコロナウイルス感染者の増加で、もう一度リモート稽古でやっていた、ほとんど接触の無い基本的な稽古に戻すことにしました。
基本的な稽古をすると、心が「ほどける」か「止まる」かになりやすくなってしまいます。
単調な稽古だからこそ、より、心の在り方が重要になってきます。
例えば、正拳突きをします。右を突きます、それは右の突きの終わりではなく、左の突きの始まりと考えなければいけません。
「終わりはないのです。」
そう考えるだけで、心は「ほどける」や「止まる」は、なくなります。
一見「しんどいのでは!」と思いがちですが、実際は「全く逆」です。
止めてしまうと、そこからは何も生まれません。一番良いのは限りなく停止に近い
「静止」です。
表現の仕方はこうなりますが、結果は「全く逆」で、物凄く高速で回転して無限に生み出されます。
基本的な稽古はこういった感覚を養うことに最適です。
もちろん、基本と言われるだけに正しい身体の使い方も養えます。
「だから!私は基本稽古が大好きだっ!!!」
しかし、一番大切なのが、「正しく」です。
間違っていてはだめなのです。
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